須郷法律事務所

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医療経営・医療事件

医療経営サポートについて

法的リスクから医療機関を守る

医療機関を経営していく上では、さまざまな問題が発生します。
医師の長時間勤務、パワハラ、未払い医療費、介護事故、クレーム、医療過誤、業者と交わす契約、厚生局からの個別指導など多岐に渡ります。
当事務所は、数多くの病院と顧問契約を締結しており、問題が起こった場合も、迅速に対応します。労務問題や未払金の回収、契約書のチェック、モンスターペイシェントの対応など、あらゆる側面から医療機関をサポートします。

モンスターペイシェントの対応

医師やスタッフに対して、理不尽な要求や暴力・暴言を繰り返す患者=モンスターペイシェントが増えています。
治療に対する不満、医師が話を聞いてくれない、受付の態度が悪い、予約がないと待たされた、などさまざまな理由がありますが、こうした患者からクレームが入った場合、初期対応が何よりも大切です。
まずは患者が言いたいことを可能な限りよく聞くようにします。こちらも感情的になって反論したり説得を試みたりすると、怒りがさらにエスカレートすることがあり、よくありません。
スタッフが聞き取りをしても納得してもらえない場合は、弁護士にご相談ください。
医師ではない第三者と話し合うことで、患者も冷静になり、無理な要求が止むことがあります。
また、クレームへの対応は日頃からのスタッフへの教育も重要です。

医療過誤について

医療過誤とは

医療過誤とは、医療によるミスが原因で、患者に被害が発生することをいいます。
簡単な手術を受けた患者が、手術中に死亡したなど思わぬ事態になったり、受けた治療の内容や結果に納得がいかないときは、医療過誤ではないかと疑われることも考えられます。

「そんなことは聞いていなかった」ということから生じる行き違いによって、訴訟まで起こされることが少なくありません。
医療訴訟を提起されないようにするためには、適切な治療を務めることはもちろん、患者や家族の方に丁寧に説明をすることが大切です。
医療過誤との指摘を受けた場合には、すぐに弁護士にご相談ください。

医療訴訟とは

医療過誤に基づき裁判所に提起された医療訴訟においては、病気も原因のひとつであることから、医療側の責任が100%であるとされることはほとんどありません。
また、過失や因果関係の立証が必ずしも十分でない場合や、適切な医療行為がなされていた事実が証明された場合などには、医師側に有利な和解が認められることもあります。
医療訴訟において医療過誤と判断されるケースは、実施した治療(または不実施)が医学的に間違っていて、その間違いのために患者の死亡など最悪の事態を招いてしまったときです。

弁護士に依頼をすると、治療行為にミスがあったかどうかについて、判例などに基づいて検討し、患者や患者側の弁護士と交渉します。
当事務所では初期対応から、証拠保全、訴訟対応まで幅広く対応いたします。